2010年09月08日
自衛隊での意外なインターンシップとは!?
ご無沙汰しております 自衛隊宮城地本で勤務しておりますPRマンです
ここのところ、イベントやらナンやらがたて続いておりまして、おかげで全く更新ができず、定期的にこのブログに来ていただいている方々には、「一体何してんだガッテム」とお思いの方もいたのではないでしょうか 申し訳ありません
とお詫びはここまでにさせていただきまして、先月の8月23日(月)から27日(金)にかけて、我が自衛隊宮城地方協力本部の今年度からの初企画であります「インターンシップ」を行いました
このインターンシップでは、自衛官募集の業務という、一見、自衛隊のイメージ(ほふく前進とか射撃など)とは違う仕事をすることを通じて、一般の学生の方たちに自衛隊のことをもっと理解してもらおうと思いはじめたものです。
初企画ということもあって、企画した私自身も「どんなことになるのやら」と少し不安なところもあったのですが、実際にやってみたところ、意外にも大成功と言える内容のものにすることができました (もちろん、今回参加してくださった、6名の学生のみなさんのおかげなんですけれどもね)
では、どんな内容のインターンシップだったかを、以下、簡単ではありますがご紹介させていただきます
初日、23日月曜日、午前中は我々の部外施設であります「仙台駅東口案内所」の方で、自衛隊の仕事や業種、そして自衛官募集をどのように行っているか等など、ものすごくマクロな内容(日本の安全保障のようなこと)から、ミクロなこと(自衛官募集業務のやり方など)まで、事前の基礎知識をつけてもらうためにレクチャーを聴いてもらいました
※熱心にレクチャーに耳を傾ける学生たち
また、午後は苦竹にある仙台募集案内所で、実際に自衛官の募集業務を行っている広報官(募集の営業マンのような人たちです)と合流して、彼らが行っている募集業務に一緒に同行し研修を行いました。
※仙台募集案内所で所長と楽しそうに談話するインターン生の皆さん
24日火曜日は終日、県内にある各自衛隊の部隊の方で、現場の自衛官が行っている訓練を見学したり、いろいろな装備品を見たりして、実際に自衛官が日頃どのようなことをしているのかを見学しました (この日はむちゃくちゃだったので、とても暑くて見ているだけなのに体力消耗しました)
※多賀城駐屯地で行われた塹壕銃剣道訓練の様子
※第22普通科連隊の幹部自衛官が作戦会議を行っている所にもお邪魔してしまいました
※作戦会議が終わった後、連隊長の國友1佐と懇談までさせていただき、最後にはオリジナルピンバッジまでいただいちゃいました
※午後は航空自衛隊の松島基地でブルーインパルスやF-2戦闘機など、基地内を見学しました(とはいっても、あいにくその日は「航空祭」の後だったので、ほとんどの人たちは振り替え休暇をとってました 残念)
25日からは自衛官を募集する人の立場になって、募集PR用パンフレットのデザインを実際に企画してもらいました
もちろん「どんな人たちにどんな場所で、どのような効果をねらうのか」等などといろんなことを検討したり、実際に自分がPRしようとしている募集種目(自衛隊というのは目指す業種などによって色々な入り方がありまして、その入り方に関する区分のことを”募集種目”と呼んでいます)について、自分なりにリサーチしたりと、一筋縄ではいかず、インターン生たちはみんな苦労してました
※3つのグループに分かれて、それぞれ違う種目のパンフレットを企画している様子
予備自衛官補のパンフレットを検討している高橋さんと中村くん
一般幹部候補生と一般曹候補生のパンフレットを検討している星野くんと松ヶ根くん(一部、筆者も参加)
その他、自衛隊宮城地方協力本部のマスコットキャラの募集パンフレットを検討している安部くんと筆者の部下の佐藤直希(海上自衛官)3曹
最後の日(27日金曜日)は本部長以下、自衛隊宮城地方協力本部の広報関係者の前で、企画したデザインを発表しました
(みなさん、自分なりに一生懸命考えた結果をポリシーをもって発表してましたので、とても立派な発表でしたよ)
※発表会の様子
このように1週間と長いようで短いインターンシップでしたが、主催者側も参加者のみんなも積極的に、そして一生懸命になってやりましたので非常に充実して楽しいイベントにすることができたと思います
(時間に追われながら企画して、「ほんとに参加者集まるんだろうか」と不安になった時もあったけど、やってみて本当によかった)
参加してくれた学生のみなさんに、改めてお礼を言わせてもらいます。ありがとう~~~~ そして、これからもよろしくね
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自衛隊で体験できる意外な5daysインターンシップ!
みなさん、暑い毎日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか
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私はといいますと、先週末は仙台港にやってきた海上自衛隊のイージス艦「こんごう」と護衛艦「すずなみ」の一般公開と体験航海、そして米海軍巡洋艦「RASSELL」のイベントの実行本部長として、仙台港を駆けずり回っておりました
怒涛の2日間で来場されたお客様は、24日(土)は約3000人、25日(日)は約6000人、延べ9000人というこれまでにない数でして、これだけたくさんの方に来ていただけたのは、嬉しい悲鳴があがるところなのですが、我々が考えていた以上にお客様がきてしまい、シャトルバスが全然足りない あれだけ広い駐車場が満車になってしまったとハプニングの連続でした
せっかく来たのに入場・乗艦できなかったみなさま、本当にすみませんでした また、あの炎天下の中、我々に協力してバス待ちをしてくださったみなさま、本当にご協力ありがとうございました 我々も今回の反省を活かして次回がんばっていきますので、これに懲りずにまた私どものイベントに参加いただければと思います。
話は本題にはいって、今回は我々、自衛隊宮城地方協力本部でこの夏に行う「インターンシップ」のご紹介です
みなさんは自衛隊でのインターンシップと聞くと、「ほふく前進」とか「銃を持って走る」とかいわゆる”訓練”的なものを思い浮かべるのではないでしょうか
ところが今回私達が考えているインターンシップは、そういったものとは全く反対のもので、参加するみなさんの「デザイン力」とか「企画力」とかを存分に発揮してもらっちゃおうと思い企画いたしました。
具体的な内容はといいますと、ずばり「自衛官募集のお仕事の1つである、募集PRポスターのデザイン企画」であります。
もちろん、いきなり「はい、明日から作って」といっても無理に決まってますので、段階的に体験してもらいます。
初日は自衛隊の仕事や職業の概要、そして自衛官募集に関するレクチャーを行った後、実際に自衛官募集を担当する「広報官」と呼ばれる現役自衛官と同行して募集広報業務とはどんなものなのかを知ってもらいます。
次の日は、午前中、陸上自衛隊の多賀城駐屯地で実際に普通科と呼ばれる職種の人たちが行っている訓練風景を見学してもらった後、午後から航空自衛隊松島基地で、航空自衛隊のパイロットや整備士さんたちがどんな仕事をしているのかを見学し、自衛官がどんな仕事をしているのか見てもらいます。(現在の予定なので、状況により変更があります)
3日目から実際にデザイン企画に入ります。デザインに必要な素材や資料はもちろん我々が提供しますし、初日と2日目の見学で撮影した写真などを使ってもかまいません みなさんの自由な発想やアイデア、そして独創性を十分に出してください。
※こんな感じで、私個人としては「意外性」や「独創性」が大事だと思います
徳島地方協力本部さんの作成したポスター
東京地方協力本部さんの作成したポスター
最終日は、みなさんが考えたデザインを発表してください。発表会には自衛隊宮城地方協力本部で勤務する自衛官や事務官が同席し、いろいろな質問をしたり、意見を言ったりもします
きっと、このインターンシップを通じて、みなさんが想像している自衛隊の仕事のイメージが全く違うものになるでしょうし、改めて自衛隊の仕事の幅広さがわかってもらえるに違いありません 学生時代の夏休みは自分で自由に使うことのできる貴重な時間です。その5日間という時間を使って、有意義な体験をしてみませんか
みなさんの参加を心よりお待ちしてます
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