今度のセミナーの気になる内容は?

自衛隊宮城地方協力本部のPRマン

2011年05月16日 23:09

お久しぶりです

先週ようやく第5回目となる「国際情勢セミナー」の内容が決まりました

今回は純粋な「防衛」といった観点での内容ではなく、防災や危機管理などの観点からセミナーを進めようということで、内容の検討にあたっては講師の小林くんともども非常に知恵をしぼったつもりです

ちなみに今回のメインテーマは「日本の安全保障 ~将来予想される国内外の危機に備えるために~」と、これまでよりも考察の幅を広くしてみました

これからの日本をしょって立つ若者達にぜひ知ってもらいたい、そして考えてもらいたい内容だと思っています

以下、各日のテーマとその概要をご紹介します

●5月27日(金)

テーマ:「日本の危機管理 ~東日本大震災を例として~

1 AMレクチャー

(1) 危機管理の概念

最近、「危機管理」という用語をよく聞きますが、そもそも「危機管理」とはどういったものなのか?国として危機管理をしていくためにはどのようなことを考える必要があるのか?などを説明した後、現在の日本の安全に係わる法的な枠組み等を紹介します。

(2) 東日本大震災の事例

今回の震災に伴う各種事例(地震・津波及び原発対応)や中央政府と現場で活動している人達の状況等から、日本の抱える危機管理上の問題点を明らかにします。

2 PMグループ研究

以下の設問について、主催者を含めた参加者全員で考え、発表会を行います。

設問:「今回の震災を例として、日本の危機管理能力を向上させるための各種施策を検討し発表せよ。」

 

●5月28日(土)

テーマ:「日本の防衛と国際平和協力 ~変質を遂げる平和構築のための活動~

1 AMレクチャー

(1) 自衛隊の本来任務とは?

今回災害派遣で活躍した自衛隊ですが、自衛隊の本来の業務とは何なのかについて、もう一度見直します。

(2) 国際平和協力の必要性

東日本大震災でも多くの国が日本の救援に来てくれましたが、国際平和協力とはなぜ必要なのか?これまで日本はどのような活動をしてきたのか等を見てみます。

(3) 国際平和協力に求められる活動内容の変化・多様化

時代の変化に伴い、他の国が行っている国際平和協力活動も変化し、その形態も多様化しつつあります。アメリカの行っている活動などを例に、その実情について紹介します。

(4) 日本の国際平和協力の課題

今日本が国際平和協力において、どのような課題を抱えているのかについて検討します。

2 PMグループ研究

主催者側が提示するあるシナリオに基づいて、参加者の皆さんと一緒に国際平和協力活動に関するシミュレーションを行います。

 

●5月29日(日)

テーマ:「日米同盟と日米防衛協力 ~Tomodachiとの新たな関係~

1 AMレクチャー

(1) Tomodachi作戦の概要

映像資料等を使用して今回の震災で行われたアメリカ軍の「Tomodachi作戦」を概観します。

(2) 日米安保条約・日米地位協定の説明

アメリカ軍の救援活動のもととなった、日米安全保障条約等に関する基本的な事項を説明します。

(3) 国内の米軍専用施設

日本国内にある米軍施設や、未だ問題となっている沖縄普天間基地について紹介します。

(4) 日米同盟協力としての日米防衛協力

今回は震災でしたが、それ以外にも存在する日本の抱える各種懸案事項から日米防衛協力というものを考えてみます。

2 PMグループ研究

主催者側が提示する日本の将来予測に基づき、以下の設問について、主催者を含めた参加者全員で考え、発表会を行います。

設問:「今後の情勢予測を踏まえ、日米同盟を発展させるにあたっての課題とそれを解決するための施策を検討せよ。」


ちなみに、レクチャーや発表会は主催者側が用意する資料を参考に行いますので、事前に特別な準備は必要ありません。

また、グループ研究の際には教官役の自衛官や部外講師も加わりますので、「研究内容が発表にまで至らないのでは・・・?」と心配する必要もありませんし、1日単位、午前だけ、午後だけ等と自分の参加したい部分だけ参加することも可能です

基礎知識は必要ありませんので、気軽に参加してみて下さい。


詳しいお問い合わせ等ありましたら、以下までお願いいたします。

〒983-0842

宮城県仙台市宮城野区五輪1-3-15 仙台第3合同庁舎1F

自衛隊宮城地方協力本部 募集課 国際情勢セミナー係


関連記事